Kino

夏りょうこの空想映画館

映画は予告篇が面白い

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池ノ辺直子
2002/光文社

内容
お客さんがそれを見て本篇を見に行きたいと思う、前売りチケットを買うぐらいの動きになるものがいい作品。そこが予告篇制作をする職人としての腕の見せ所-。「90秒の映像の魔術師」が語る、創造力と編集力と映画ビジネス。(amazonより)

 

ココが面白い!
「予告と全然違うじゃないかっ!」と怒ってはいけない。その映画を観る気になったのは予告に騙されたお陰。そう思えば、むしろ「チャンスを与えてくれてありがとう」と言うべきかも。だってどんなに本編が面白くても、予告がつまらなかったら観なかったよ。映画のイメージ戦略が予告の仕事。予告は集客のためだけに存在する。だから、本編の後に予告を観て「全然違うじゃないかっ!」と言うのが正しかろう。ちなみに私は、観たい映画の予告は観ない主義。先入観は邪魔だから。かように予告は悩ましい。